お題はこちら「おつまみ提供所。」から

06年のエイプリルフールでは、トップに犬アイコンをたくさん貼り付けて、リンクもでたらめにするというものでした。でたらめになったリンクの中に5つ小話を仕込みまして、その小話がこの5つでした。
後に続けて書く、というのは、思っていたよりずっと書きやすかったですね。それぞれの書き出しにあったシチュエーションがぱっと浮かんで、どの小話もすらすら書けた覚えがあります。

後に続けて書く5題

1:その時私は、彼が言ったその台詞の意味をいまいち理解出来ていなかった。(ルナ)

 鈍いルナの話。
 本編ではベルの「家族になるよ」発言は、ルナはちゃんと理解していたと思います。プロポーズというよりは、励ましの意味合いが強かったんだということをね。むろん恋心あっての発言なんですけど、ベルは自分の気持ちを受け入れて欲しいというんじゃなくて、単純に元気づけたかったんだと思っています。
 でも、カオルの「救われた」発言はどうだろう(笑)。なんか伝わってなさそうだ。
 ともかく、ルナには遠回しは通用しないぜという話なんですが、この小話で書いたくらいの年月が経っていても何も進展がなかったら、チャコはやきもきじゃすまないかもしれませんね(笑)

2:勢い良く扉を開けて、案の定な様子に私は盛大な溜め息をつく。(メノリ)

 バカップルハワメノ話。
 本編では、なかなかロマンスにいたらない二人ですが、つきあいだしたらかなりのバカップルになりそうです。
 一見甘い雰囲気がなさそうで、でも実はお互いにべた惚れっていうね。
 メノリのハワードに対するデレな部分(笑)が伝わったらいいなという話。

3:いきなりだが、オレは物凄く悩んでいた。どうしてコイツがここにいるんだ?(ハワード)

 ハワードとカオルはこれでも親友なんだぜという話。
 ハワードはなんていうか、包容力というと言い過ぎかもしれませんが、懐が広いところがあるので、大人になったらなんだかんだでカオルと仲良くやりそうだと思うんですが。ハワメノが成立するのと同じ原理(笑)ですよ。
 14歳時点では、メノリやカオルの方がハワードより精神的にずっと大人ですけど、最終的にはハワードの度量が一番広くなるんじゃないかと。期待しすぎでしょうか(笑)
 あとは、カオルナが成立するには外的要因が不可欠という話(笑)
 例えばこんな成立の仕方もありなんじゃないかと思います。

4:あの日からどれだけ、あたしはコイツに振り回されたことだろう。(アダム)

 アダムも頑張っている話。
 みんなのいえをパグゥと二人で訪れる情景を思い浮かべて頂ければ、私の書きたかった雰囲気は伝わるんじゃないかと思います。
 読んだだけで伝わるように書けよっていう話。

5:本当は凄く近い所に、答えはあったんだ。だけど、僕はそれを探すことに酷く苦労させられた。 (ルナ)

 新婚ルナ話。
 別に結婚したからって、必ずしも奥さんが料理をしなければならないというわけではありませんが、ルナはお母さんの料理というものに思い出と憧れがあるみたいだったので、結婚したら頑張るんじゃないかなと思いました。
 帰ってきた旦那さんは、さて、誰でしょうね?

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