無人惑星サヴァイヴ感想

第十二話  みんなのいえ

 前回メノリ様好きが昂じてテンションも高くなりすぎたので、今回は落ち着いていきたいと思います。皆様お忘れかもしれませんが、ここは淑女の落ち着きと貴婦人の気品に可憐な乙女心を併せ持つ(ことができたらいいなと思っている)管理人のサイトなのです。そう、目指すはときめき満載の乙女サイトなのですよ。正直なところ私自身がすっかり忘れ去っていた方針なのですが、ここは初心に返って、慎み深く感想をつづりたいと思います。

 さて、前回でメノリ様もすっかりふっきれたので、みんなで協力していえづくりは進みます。そんな中帰ってきたハワードにメノリが声をかけました。

「カオル達と魚取りにいったはずではないのか?」
「カオルがまかせておけって言うから、ちょっとシャトルへ行ってきた」

 とのことなんですが、カオルがまかせておけって言うなんて、どんな状況でしょうか。この時点でのカオルに「任せておけ」って言葉は似合わない気がする(笑)。
 想像するに、たぶんカオルは、ハワードが隣でごちゃごちゃ言ったり何かやらかしたりするのがうっとうしくなって、ここはオレ一人でやるからいいとかなんとか(どっか行ってろという意味を言外にこめて)言ったんでしょうね。
 胸をどんと一つ叩いて、オレにまかせとけ!ってさわやかに言ったわけでは絶対ないよね。

 それはともかくシャトルに行ったのは、「自分専用の」いすのためだと言うハワードにルナ達はあきれるやら怒るやら。何しろ、ハワード自身「運べるわけない」と言う重い座席をベルに運ばせているわけですから。しかもちっとも悪いと思っていませんしね。
「ぼく専用のいすだからな。座るときはちゃんと許可をとってくれ」
 なんてそんなことにばかり細かいハワード。
 その細かいハワードはいすのセッティングにもうるさく、ベルをこき使います。
 なんでベルにやらせて自分にやらないのか手伝えと、叱りつけるのはルナ。
 これはあれだ。一話の再現ですね。
「靴くらい自分で磨きなさいよ!」
 っていう、あれです。
 ハワードが少しくらいやんちゃしても大目に見られるルナですが、やっぱりこういうときは見逃せないんですね。わがままは許せても、思いやりのない行動は許せない。ルナの清清しい正義感がここでも光ります。

 カオルは一人川で何かをしていました。
 やっぱりハワードが邪魔だったから追い払ったんだ。間違いない。

 いえづくりの方は順調で、水くみ装置から何からいろいろ揃いました。どれもこれもよくみんなで工夫してりっぱな設備。最低限必要なものが揃ったところで、ちょっとぜいたくする余裕ができたのか、次は扉とシャワー室作りへと、着々と生活の基盤を整えていくたくましい彼ら。
 ところで、やはり彼らのお風呂はシャワーが基本の欧米型なんでしょうかね。
 日本人みたいに、湯船につからないとお風呂に入った気がしないってそういう子はいないんでしょうか。いたら遭難している間ずっとお風呂に入れなかったわけで、とっても可愛そうだわ。やっぱりお風呂につかってゆったりしてこそ、一日の疲れがちゃんと取れるというものですよ。
 熱いお湯に入るなんて信じられないっていうタイプの子ばかりだったら、いらん心配なんですが。なんとなくカオルあたりは熱いお湯につかってそうなイメージが(笑)
 
 いらん心配はともかく、シャワー作りのための材料をみんなで探すんですけど、チャコが問題だといったタンクに、あの人食い植物を使うのはすごいですよね。あんなに怖いめにあったのに、あれを利用しようと思うなんてルナはつわものだ。それともルナにとってはそれほど怖い体験ではなかったのかしら。どちらにしてもつわものだけれど。そしてあれはくさらないのかまた余計なことが心配になるのでありますが、定期的に取り替えるのですかね。そしてもしそうなら、定期的に人食い植物の所へ行かなければならないということですね。
 ということはやっぱりもう全然怖くないんでしょう。ちょくちょく果物を取りに行ってるのかもしれないし。前回の体験をちゃんと活かして、ベルとルナは丸太で植物のつるを封じる作戦に出ました。が、土中のつるを見逃してルナがピンチに! ベルが助けてくれて事無きを得るんですが、ベルは自分がうかつだったとしょんぼり。
 そんなベルにルナがかけたのは、自信を持ってという励ましとありがとうという感謝でした。
 ベルのおかげでみんな助かっているのだと言うルナに、ベルの心も少しほぐれたようです。
 実際、帰りの遅い二人を心配するシャアラにメノリが言うんですよね。
「ベルが一緒だ。心配ないだろう」って。
 メノリの信頼も得ているくらいの貢献度なのですから、ベルはもっと胸を張ってもいいのですよ

 一方胸をはれない成果だったのがカオル。
 魚を狙いやすいように川の流れを狭めるという工夫をしたのですが、それでも魚の動きにまだついていけなかったようです。
 ただ、あれ? 前回毛ばりを作って大漁だったんじゃ? という疑問がわくんですが……。
 うーん、これは引っ越したのが原因でしょうかね。
 生活の場所が浜からフェアリーレイクになって、海が遠くなったので、漁場も漁のやり方も変えたということでしょうか。あの小川はかなり浅いようなので、釣りでは獲れないと思ったのかもしれませんね。それでやりで直接獲ろうとがんばっているのかな。
 引っ越したのだから生活も変わるのですね。
 細かい生活描写にちょっと感心。
 ただしフェアリーレイクのほとりで釣ったら駄目なのかという疑問は解決できませんけど。確かフェアリーレイクには魚がいたはず……。とかなんとかそんなこと言い出したらキリがないからやめておきましょう。そんなどうでもいいことに悩むよりも、今日の晩御飯をちゃんと見ないといけませんね。そんな余計なことばかり気にしているから、この感想が無駄に長くなるんですよね。悪い癖……。

 視点を戻して、夕食のメニューはあの人食い植物の実ですよね。ルナとベルはタンクをとるついでにちゃんと食料も取ってきたんですね。さすが、しっかりしています。

 でも果物だけの夕食にハワードが文句をつける。カオルの腕が悪い、ぼくなら大漁だったろうにとぶつぶつ。
 その言葉に反応したように夕飯も取らずに席を立つカオルは、その夜もベッドの上で考え事をしています。ハワードに何を言われようと、痛くも痒くもないでしょうが、カオル自身が納得できないんでしょうね。出来ないことを出来ないままにしておくことに耐えられない性格なんでしょう。
 ご飯食べないのは、だからじゃないかと思いました。食料を調達できなかった責任をとってとか、そういうことじゃない気がします。もっと単純に、魚に負けた自分がくやしくてむかついて気分が悪いから食欲がわかないというのに近い気がします。あとは、どうやったら魚がとれるのかということで頭が一杯なんでしょう。リベンジに燃えているカオルくんはご飯を食べている場合じゃないのです。何か一つのことに夢中になると、他のことまで手が回らないのかも。良くも悪くも複雑なように見えて一直線な子だなあと、最近思うようになってきました。
 カオルはハワードみたいに外に出さないからわかりにくいけど、結構感情面では幼いというか単純?なとこがある気がします。ただ、そのちくしょう!って気持ちで他人にやつあたったりしないのが、カオルのハワードと違うところ。声をかけたルナにも、ちゃんと返答しましたしね。悔しい思いはあくまでその悔しい思いをさせられた相手だけに向けるのが、カオルのやり方と言えるのかな。ってことは、幼くないのか。大人の対応と言った方がいいのかしら?
 あ、でも、カオルのそんな性格の矛先を全面的に向けられたのが例の彼というふうに考えると、やっぱり大人とは言い難いかな? 大人なら、とりあえずご飯は食べるだろうな。うん。
 
 カオルが残した果物を当然のように自分のものにするハワードは、もう感情面で幼いとかそういう問題じゃないくらい、このころは困った子供で、お尻ぺんぺんしてやりたくなります(笑)。みんなもっと叱りつけていいよ。効果ないけど。
 ベルは一応諌めようとするのですが、ハワードににらまれて敢え無く撤退。
 またもしょんぼりなベルに次に声をかけてくれたのは、シャアラ。
 今までやってこられたのはベルのおかげだと、ベルに向かってうなずいて見せるシャアラが可愛いです。言葉にはしなかったけれど、シャアラもルナと同じように、「自信を持って」と言いたかったんでしょうね。

 この回で大きなテーマの一つとなるのは、やはりベルの心の動きなんでしょうね。
 4話で一つ殻を破ってベルは成長しました。自分にもできる事がある、そしてできる事があるならやらなければと積極的に動くことができるようになりました。自分でもみんなの役に立つし、みんなを守ることもできるんだという自信もついていると思います。自信がついた分、ちゃんとやらなければという責任感も強く、それがあの人食い植物を取りに行った場面での「俺の不注意だ」という発言にもつながるのでしょう。
 そんなベルは、だからハワードにあれこれ命令されることに関しては、ルナやシャアラが気にするほど気にしていなかったと思います。ハワードのわがままが自分一人に向いている分には別にかまわないんじゃないかと。ただ、ハワードが他の仲間に迷惑をかけることについては、心を痛めていたでしょう。他の仲間に関してはもちろん、このままでは誰よりハワードのために良くない状況ですから。次の日シャワー室作りを手伝わないでさぼるハワードを見るベルの表情からは、ベルがハワードのことをけむたがったり怖がったりしているのではなく、心配している様子がよくわかります。ハワードより先に成長したベルの目線は、もうそんなに高いのです。

 一方で、ベルについた自信は、俺にもやれるんだという自分の背中を押してくれる形のもので、俺はすごいんだという自分を評価する形のものではないと思います。ルナやカオルという「すごい仲間」がいることもあり、ベルの自己評価は低いままだったのではないでしょうか。
 低いままの自己評価と、仲間を見守る大人の目線が同居しているのがこの時点でのベルなのだと思います。
 だから、カオルの夕飯を横取りしようとしたハワードを諌めようすることはできても、ハワードに睨まれれば萎縮して負けてしまうんですね。俺なんかに人に意見する権利や資格はない、と思ってしまうのだと思います。ハワードが怖いのではなくて、ハワードにも変わってほしいのだけれど、俺なんかの言葉じゃ聞いてくれないだろうと気弱になってしまう。
 
 そんななかルナやシャアラがくれた励ましは、ベルの心にしっかり届いたのでしょうね。火を見つめるベルの顔はしっかりした表情をしています。俺じゃ駄目だとあきらめるばかりではなくて、それならどうすればいいんだろうと考えられる前向きさを、二人の励ましが与えてくれたのだと思います。

 この後、朝早くに起きてきたカオルをベルは決意の表情で追い、

「実は頼みがあるんだ」

って言うんですが、この「頼み」はカオルの強さをわけてもらいたいという内容だったんじゃないかなーと思います。俺ももっともっとしっかりしなくっちゃというわけで、ベルから見てしっかりと強いカオルにアドバイスをもらいに行ったのかな、と。まさか竹を分けてくれって言うんじゃないよね(笑)。ハワードをなんとかしたいんだけど、どうすればいいかなという話をしたのではないかと。
 
 ――という自分の考えに基づいて小話も書いたのですが、実はあれあまり気に入ってません。どんなふうにどんな形のアドバイスをもらおうとしたのか、ベルのうまいセリフが思いつかなくて。ベルとカオルのこの時期の友情を表現する粋な言葉がほしいー。

 さて、カオルの方はそんなベルにちゃんと答えてあげられたんでしょうかねえ。ベルの手伝うという申し出をきっぱり断るのは、シャワー作りの人手を思いやったんじゃなくて、あくまで魚には自分一人で勝つ!っていう意地のためだと思うのですがどうでしょう。
 でも、竹を持って帰ってきたベルは晴れ晴れとした顔をしているので、二人の心は通い合ったのでしょうね。
 あーもーホントここの会話はなんでカットなんだー。何話していたのか知りたいよー。

 ところで、ここではルナが言いますね。姿の見えないベルとカオルを、他の仲間達で探す場面にて一言。
「あの二人のことだから大丈夫だとは思うけど」
 ベルもカオルも、本人が意識しないうちに、しっかり仲間からの信頼を得ていますよ。

 頼られている二人と正反対に、どこまでも困ったちゃんなハワードは今日は休みだと勝手な主張で仕事をさぼるんですけど、この辺りではやっぱりルナがいい感じ。
 たたき起こそうとしても起きないハワードにぷんぷんするかと思えば、そのずっと後でやっと起きてきたハワードにかける言葉は優しく「手伝ってくれない?」なんですよね。頭ごなしに叱りつけるだけじゃないのが、メノリと違うところですね。メノリなら、冷たい一瞥で「ようやく起きたか。さっさとお前も手伝え」とかそんな感じでしょうか。
 だけど、そんなルナも、寝ぼけて椅子ごとおっこちて一人で切れてうるさいハワードには「一人でサボってるからでしょ!」と一喝。甘やかしたりはしませんよ。
 
 ベルも言うことをきかなくなり、ルナにも叱られたハワードの腹いせのくだらなさには、あきれて口がふさがりません。
 つきあいが長いだけに、ハワードの不審な動きにいち早く気づいたのはやっぱりベル。すぐに強くはでられませんでしたが、ハワードのいたずらを阻止することはできました。
 でも迷惑属性MAXのハワードは、自分が泥だらけになる道連れにシャワーも粉々に破壊。その見事さには、もうちょっと上手に止めてあげてとベルに言いたくなったりします(笑)
 いすごと湖に落ちた時もそうだけど、誰も心配してあげないところがまた笑いを誘います。
 ハワードのやつ当りの矛先はやっぱりベルに向かうのですが、もうベルには効きません。おそらくハワードにとって切り札だった「お前の親父をくびにしてやる」というセリフすら跳ね返すベルは、自分の立ち位置を確立したようです。4話の小話の後書きにも書きましたが、元々お父さんについての脅しは、ベルにとってたいして意味のあるものではなかったでしょうしね。
 だから「これは俺たちの問題だ!」というセリフは、脅しは効かないと言いたいのではなく、ハワードにわかってほしいという気持ちで言っているんだと思います。パパに頼りきった今のままじゃだめなんだよ、と。

 ベルと違って成長のなかなか見られないハワード坊ちゃんは、そんなベルの気持ちをくむことができず、謝ることすらできず、かんしゃくを起こして飛び出していきます。
 けれど「ぼくなんがいない方がいいと思っているんだろ」というセリフは成長とは言えなくとも変化の現れではありますよね。コロニーにいるときのハワードなら、自分について回りが低い評価を下すなんてこと、考えることすらなかったでしょうから。誰もが自分を大事にして当たり前だと思っていた彼が、今仲間達から疎んじられたり軽蔑されたりしているということに気づき、しかもそれを気にしているというのは、ある意味進歩です。
 だって、レーザーガンを振りまわして失敗したり、みんなのいえを壊したりしても、自分が悪いことをしたなんてこれっぽっちも思ってなかった坊ちゃんですよ。責任感という言葉から一番遠いところにいるのがハワード。多分このころは、自分がシャトルの切り離しスイッチを押したということに気づいていたとしても、本気で気にしていないのでしょう。ハワードは自分がしたことの責任を自分でとったことなどないから、自分のせいでみんなが迷惑しているんだなんてことを考える思考回路自体が頭の中にも心の中にも存在しない。
 だからあんなくだらないいたずらもできてしまう。せっかくみんなで作ったシャワーに泥を混ぜたりして、その後どうなるかなんて全然考えない。ルナを泥だらけにして終わりじゃないのに。一度泥が入ったタンクや管をもう一度使えるようにするのがどれだけ大変か、少しでも考えられれば、こんなこと出来ないはずなんですが。自分のしでかしたことの始末を自分でつけることが、つけようと考えることすらもまだ出来ないんですね。
 まだまだ甘えることしかしらないので、自分で飛び出したのに、なんで迎えに来ないんだなんて言えるハワードは、シャワーを壊したのは自分だということも、このときにはもう忘れているのでしょう。
 
 そんな二人の今後の関係を象徴するのが、お迎えのシーン。ベルはもうハワードの子分ではなくて、その成長を見守るお兄ちゃんのようです。ハワードの扱いも上手いし(笑)。近くで見ていた時間が一番長いだけに、どこがツボか心得ているベルが頼もしい。
 そして、やっぱり頼りになるのが我らがルナ。勝手に飛び出していってやっぱり謝ろうとするそぶりも見せない尊大なハワードを「おかえり」と迎えてあげる。メノリの反応の方が普通だし、そうされて当然のことをハワードはしたのですけど、ここで何もいわずに許してあげたルナが天晴れですよ。
 ここで「お前なんかいらない」って全員から捨てられていたらハワードの今後の成長はなかったでしょう。すねてひねくれてそれで終わりです。けれど、今現在「役立たず」の自分でも、帰ってこられる場所を得たことで、ハワードもがんばれるようになっていったのだと思います。まず、自分は愛されて居るんだ認められているんだという安心感を与えてあげないと、その後のしつけも学習もうまくいきません、とこの間新聞に書いてあったのを読んだのですが、まさにハワードがそんな状態なのかも。
  「みんなのいえ」というシャアラのつけた名前を聞いて目を輝かせ、パーティーではしゃぐハワードの姿は、今後の成長を期待させます。

 ええ、まあ、皆様ご存知の通り、そんな一足飛びには成長しませんけどね、彼は。さーんぽすすんでよんほさがる〜と歌いたくなるような成長ぶりですけどね。そこはベルのように温かく見守るべきなのでしょう。がんばれハワード。この回のもう一人の主役は君だ。

 そんなふうにハワードを掘り下げていくと、どこまでもカオルと正反対で面白いですね。自分のやったことの責任をとらないハワードと、自分のことはどこまでも自分で始末をつけるカオル。そのカオルについての描写も、この回は結構多いです。本放送で見ているときは、カオルの出番がほとんどなかったような印象のあった序盤ですけど、こうしてみるとかなり丁寧に描かれているんですね。
 そのカオルですが、苦戦に苦戦を強いられた川魚については、最後に簗で大勝利。最初から最後まで一人でやりきった姿に、彼の性格がよくでています。
 それから、仲間とも意外にうまくやっているようで、カオル、けっこうしゃべってます。夕飯を残す場面ではルナに対して「俺はいらない」。竹を取りに行くところではどこに行くのか尋ねるベルにきちんと返事。大漁の魚に驚くシンゴには「しかけを作った」と説明。確かにセリフはどれも一言で短い上に単独行動が多いんですが、特に孤立しているとか仲間から浮いているという雰囲気ではありません。
 仲間の対応も悪くないしね。シャアラも気軽にしかけが見たいと言うし、 メノリは感心して「カオルはなんでも作れるんだな」と、大漁の魚に声を弾ませるし。最後のパーティーに参加しているところまで含めて、カオルもそれなりに溶け込んでいるようです。 

 そんなこんなで男の子3人の性格と成長の様子がよくわかった12話。みんな仲良しになって次回に続く。

 ――テンション抑えてもちゃんと書けたと言いたいところですが、落ち着け―落ち着け―と言い聞かせながら書いたら、いつもの何倍も書きあがるまでに時間が掛かってしまいました。やっぱりハイのまま一気に書くほうが向いているようです……。しかも男の子3人に注目しすぎてまたもや長いし。次回こそ、次回こそ短く!!!

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