始まりは一通のメール
毎日のメールチェックはすでに習慣となっているのだが、それと同時に楽しみにもなっている。かつて学生時代と、あの何にも代え難い日々を共有した仲間達からのメールを待っているのだ。むろん皆それぞれ忙しいのだから毎日届くわけでないが、自分を含めて七人いれば誰かのメールがそれなりの頻度で読める。 「ハワードが!?」 多かれ少なかれ、驚きととまどいの含まれたその声が上がった場所は銀河の各地に散らばっていたのだが、奇しくも上がった時間はほぼ同じであったらしい。 |