プレイ記録 譲 通常ルート 〜六章〜     目次に戻る遙か部屋に戻る

<六章 鎌倉デート>  

 やっと鎌倉だー。
 平家が怨霊使って町を襲うのを止めなければ行けないそうです。
 鎌倉の宿は梶原邸に決定。思わせぶりな景時さんのセリフは、おそらく景時ルートの伏線なんでしょう。
 さーて、譲とデート三昧ですよ。怨霊なんて後回し後回し。

 まずは江ノ島。
「どうして(この景色のいいところに)今まで気づかなかったのかな」
 という望美ちゃんに、
「失ってみるまでわかりませんよ、ものの価値なんて」
 って返す譲はどうなのか。
 譲に言われると、あとで望美ちゃんが痛い思いをするわけですが、ここで譲がこんなこと言う理由というか心情というのはどうなっているのでしょうか。
 彼が失ってわかったものの価値って何なんでしょうね。
 明日辺り心の友に聞いてみます。

 譲に気分転換をさせるために誘ってくれたのかと訊かれたので、
「私が譲くんとこの景色を眺めたかったの」
 という選択肢を選んでやったのに、譲の答えは

「……優しいですね」 

 ってどういうことだ!
 譲! ちょっとそこ座れ!
 お前は本気で望美ちゃんが自分のこと気にかけるのは幼なじみとしての親近感からだけだと思っているだろ。お前がそんなだから望美ちゃんが幼なじみから成長してくれないんだぞ! 普段は粘着質とか言われるくらいつきまとうくせに、なんで望美ちゃんが歩み寄ったら逃げるんだーーー。

 とか怒ってもしょうがないのでデート続行。
 このデート、怨霊に襲われるんですよね。譲と望美ちゃんをちゃんと強化しておかないとここでゲームオーバーって、譲が眼中になくて今までほったらかしていた人にはものすごい落とし穴って思ったけど、考えてみたら譲に構わない人はここにくるまでにデートが終わってましたね。ここまでつきあったりしないやな、うん。
 他の人のルートでも、こんな風に二人だけで戦闘する場面ってあるんでしょうか。ちゃんと神子を鍛えておかないとゲームオーバーの罠。乙女ゲーなのに戦闘しないとクリアできないなんて。

「単独で行動しない方がいいですね。どこかに行くときは声をかけてください」
 危ないからというのにかこつけて、ちゃっかり約束をとりつける譲くん。そんな要領がいい譲くん初めて見た(笑)
 望美ちゃんが素直にうなずいたので、譲くんも嬉しそう。今日のデートで初めて本当に嬉しい顔したね、君。
 よかったねえ。譲。今日のデートの成果だね。

 だけどでも、なんで一番嬉しいのがそこなんだい。君のツボがずれてるから望美ちゃんだって(以下お説教再び)

 この約束はあれですけどね。この後のぶち切れる譲くんの伏線ですけどね(笑)

 若宮大路でのデートもつつがなく終えまして、さーていよいよ最大イベントですよー!!!

<六章 楽しそうですね>  

 ようやく景時さんのおうちに到着。お母様がお迎えしてくれました。
 お母様だいぶおやつれですけど、兄弟仲が悪いことをそんなに心配していらっしゃるのでしょうか(笑)。望美ちゃんを景時さんのお嫁さんだと思ったようなので、お嫁さん問題の方が深刻なんでしょうか。

 それはそれとして、いよいよメインイベントです。
 は? 鎌倉の怪異? 惟盛探し? 何それ。おいしい?

 さっくり無視して、悪い夢にうなされている譲くんのためにお守りをもらってきてあげることにしました。
 譲くんとの約束を無視して一人でふらふら出かける望美ちゃん。
 譲くんのためのお守りだから内緒で取ってきて喜ばせようという考えもわからないでもないけど、でもこの望美ちゃんは絶対そんなこと考えてないと思う。
 単に、思いつきをすぐに実行に移してしまうタイプなんだ。たぶん、きっと、いや絶対。
 江ノ島で一人で出かけちゃ駄目ですよって譲くんに言われた事なんて、頭から飛んでますね。
 悪気があって忘れてるんじゃないな。単純に、お守りがあれば譲くんも少しは安心するかなって思いついたら、もうそれしか考えてないんだこの姫君は。
 悪気があった方が譲にとってはまだましだよ。自覚があるってことだからね。
 天然悪女がここに(笑)。

 でも一人で出かけることにはなりませんでした。めざといヒノエくんが護衛についてきてくださるそうです。
「そういうときはオレに一声かけなよ」
「ありがとう、ヒノエくん」
 無邪気な望美ちゃんですけど、だから一声かける相手がちが、ちがっ!
 仕方のない人ですね。ずいぶん暗くなってからの帰宅となりました。

「……ずいぶん楽しそうですね」

 譲くんが待ちかまえていたように登場しました。いや、ようにじゃなくて、待ちかまえていたんでしょうね。……すでに声からして怖いんですけど。
「夜中になっても帰ってこないから――生きた心地がしなかったのに」
 夜中なんだ……。そうなんだ。望美ちゃんお守りもらいにどこまで行ったんだろう。ヒノエくんが役得っていうはずだね。きっとお守りついでにあちこち連れて行ってもらったんだろうな。気晴らしに、とかって。
 ヒノエくん女の子を楽しませるの上手そうだからな。いや、悪い意味で言ってるんじゃないですよ。どんな女子相手でもスマートに対応しそうだということです。ヒノエくんは女の子好きっていっても、いやらしさも嫌みもないから好きだな。ヒノエくんとのデートって楽しいだろうな。
 まあ、ヒノエくんのことは置いておくとして、譲は生きた心地がしなかったそうですよ。あちこち探し回ったんでしょうね。約束したのに何も言わないで望美ちゃんがいなくなったから、誘拐でもされたのかと蒼白になったに違いないのに、なんと望美ちゃんは自分で出かけただけで、その上男連れだからな……。
 譲もぶち切れて、外面や体裁をつくろう余裕がなくなってますね。生きた心地がしなかったって、もう気持ちがだだ漏れですから。
 それでも望美ちゃんは

(譲くん、怒ってる……?)

 って!
 テンションの違いが不憫すぎる。譲がここまでぶち切れて、ようやく「怒ってる?」なのか。
 普段譲が甘やかすからだよ……。自業自得だね。私は同情しないよ。
 まあ、だからここの選択肢は、「お守りもらってきたんだよ」でしょうね。何も言わないで出かけたことを謝れるくらい望美ちゃんに自覚があったら、譲くんも切れなくて済んだでしょうしね。
 そんなこんなで堪忍袋が緒ごと吹っ飛んだ譲くんは、出かけた用事があなたのためのお守りなんだと聞いても機嫌が直りません。
「俺のことなんてどうでもいいなら」とか言い出したんですけど。
 だーかーらー、譲くんにお守りをもらってきたんだってば!

「俺の気持ちに気づいていないのか、それとも気づいていてこんな残酷な――」
 おおう。もう譲くんは止まりません。もうこっちの話なんて聞いてないようです。普段真面目な人が切れるとこれだから……。
 でもさー、自分の気持ちに気づかないでいてくれた方がいいって思ってたのは譲本人ジャン?(やや投げやり) 望美ちゃんを責めるのは筋違いだと――って思ってたら、神子ちゃんが火に油を注いでくれました。

「私、譲くんに何か悪いことをした?」

 いくら乙女ゲームの主人公だからってここまで残酷になれるのか。

 この状況でここまで恋愛方向に無反応だと、鈍感を通り越していますな。望美ちゃん、あなたは少しもわかってないよ。本当に。譲が「ないがしろ」とか言い出すのも無理ないな。ごめんな、譲。投げやりになったりして。ここまでくるとお前が可愛そうでならないよ。

 でもやっぱり、望美ちゃんの恋愛アンテナがここまで鈍感になった責任の一端は確実にお前にあると思うぞ。甘えられる前から甘やかすからこんなことになるんだってばさー。甘えてくるまで待っていたら兄貴(や他の八葉)に先を越されるから、先走るのもしょうがないのかもしれないけれども。でもやっぱり自業自得だよ。同情できないよ。不憫すぎて指さして笑っちゃうよ。

 ああ、お腹痛い。(これもまた愛)

 望美ちゃんは神子で自分は八葉だから、その位置で我慢しようと思っていたけど、もう我慢できないそうです。自分のことをどんな風に思っているのかと、望美ちゃんに詰め寄る譲くん。
 望美ちゃんの思考が恋愛方向にぴくりとも動かないことにとうとう業を煮やしたんだろうなあ。
 こうなったらそのものずばり訊くしかない!と。

 若いっていいなあ。

 と譲を見守る視線が生ぬるくなったところでとりあえずまて次号。

<六章 寄り道>  

 声つきなんで楽しくてたまらない譲告白イベント。
 でもそろそろ心が壊れそうです(ときめきで)。

 

 ……さっき、好奇心で譲をふってしまいました。どんな反応するのかなーなんて、
 無邪気に「幼なじみでしょv」 って選択肢を選んでしまいました。

 ――やらなきゃよかった――。

 中原声に殺されるかと。
 今罪悪感で胸がいっぱいです。
 わかっていましたといいながら、衝撃にうちひしがれる譲くん。明日までにはちゃんとしますからって言った譲くんの悲壮な声に、胸が締め上げられております。
 それでも八葉としての務めは果たすって踏みとどまった譲くんに泣きそうです。
 どうして譲を追いかけることができないのですか。(だってゲームだから)

 望美ちゃんの恋はひょっとしてここから始まるのではないかと思ってしまいました。

 あの悲痛な譲くんの声に、さすがの望美ちゃんも心をゆさぶられたのでは?
 ここからEDに持って行くにはどうすればいいのでしょうか。(無理)

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