プレイ記録 譲 通常ルート 〜二章〜     目次に戻る遙か部屋に戻る

<二章 好きなもの>  

 やり直しは二章から始めました。

 もう望美ちゃんはやることがわかっているので、迷わず戦うことを選びました。
 一周目は恐がってみたけれど、二周目は腹くくってるから強い望美ちゃん。

 ただ、譲は心配しますよね。危ないから止めた方がいいって。 
 譲は必死で思いとどまらせようとしているのに、望美ちゃんひどいや(笑)

 譲の心配も、
「ほっておけない」
 で、ばっさり切り捨てるし、俺も行きます心配だからって言われても、
「うん」
 の一言だけ……。

 せ、せめてありがとうって言ってあげてよ。
 譲がついてくるのは当然だと思ってるんだねえ。無意識に甘えまくってい望美ちゃんが悪女だよ。
 でもそうやって頼ってくれるのが嬉しいと思っている譲くん。望美ちゃんが自分を頼らなければ寂しがるんだ。そして望美ちゃんが譲のことを気遣ったりすれば、俺のことはいいんですって言うんだ絶対。だけど、これだけきっぱり前だけ見られちゃあ、それはそれで寂しいんだろうな、この子は。
 どういうさじ加減ならいいんだ。言ってみなさい、譲くん。

 さて、九郎さんに同行を認めてもらわなければならないのですが、二回目だし花断ちももったいぶらずにすぐ見せちゃいました。
「なんとかやってみます」
 とかって、譲虚に臨んだんですが、見事な技にみんなびっくり。
 京でリズ先生に教わったんですよ、と言ってみたらば、
「いつのまに?」
 ってびっくりな譲くん。まあずっと一緒にいたはずなんだし驚くよね。
 説明しようがないので秘密っていったら、顔を赤くしてました。
 なんで照れるんだろう。
 ここは照れるんじゃなくて、寂しがるところだと思うけれども。きっと「秘密」って笑った望美ちゃんが可愛かったんだ。で、その笑顔にドキドキしたんだな。間違いない。

 色々あって邸にもどったら、譲くんイベントがありました。
 譲くんが庭の手入れをしています。

「先輩は花の咲いた庭、好きでしょう?」

 ってずばり言ってくれているのに、庭の手入れをしたのは私のためなの?って尋ねる神子ちゃんはどうなんでしょうか。鈍感すぎだよ。いくら乙女ゲームの主人公だからって。

「譲くんの好きなもの、私はわかっているかなあ」
「先輩はわからないと思いますよ」

 っていう会話もどうかと思いました。
 どうせ、自分の思いは先輩に気づかせちゃいけないんだとか思っているくせに。先輩を困らせるだけだから、俺は先輩を守れるだけでいいんだとか思っているくせに。
 ここまで鈍感だと寂しがる譲くん。
 まあ、当然だな。これだけ側にひっついていて、回りの人にはバレバレという言葉では足りないくらいわかりやすい譲の気持ちにちらとも気づかない鈍感さが、時には憎くなるよねえ。でもさ、気づいて欲しくないっていう君の思いに無意識下で応えているとも考えられは――しないな(笑)
 (少なくともうちの)望美ちゃんはそんな難しいことは考えないよね。カンで生きてるから。

「譲くんの好きなもの調べよう」

 なんて無邪気に言われちゃあたまらないぜ。

「お好きにどうぞ。でも、わからないと思いますよ」

 わからせようとしろよ!

 それはともかく、絆の関は無事に開きました。
 この世界に来たのは自分のせいだと言い合う、譲と望美ちゃんを温かく見守りながら(笑)

<二章 雨乞い>  

 その後、京をふらふらしていたら、雨乞いの儀式を見学することになりました。
 見学したいといったら、見やすい場所に席を用意してくれる九郎さんの優しさにきゅんとなりました。
 九郎さんは怒りっぽいけど、危ないことをしようとしたときだけだよね、怒るのは。普段は紳士だよね。法皇様に舞えって言われたときも、最初はかばおうとしてくれたしね。かばいきれなかったわけですが、まあしょうがないよね。
 九郎さんの立場を思いやって、舞うことを了承したら、
「助かった」
 っていう笑顔に再びきゅんとなりました(笑)。恩にきるって言ってもらったので、後で何かしてもらおう。

 いつもの先輩じゃないみたいだ……って譲はしょんぼりしていたけれど、あまりに上手に舞えたので、後白河院に目をつけられてしまいました。節操のない女好きの法皇様に連れて行かれたら大変です。
 九郎さんが庇ってくれました。
「将来を誓い合った許嫁です!」
 ってええー!!! 九郎さんこんなに機転が利くなんて!(失礼だな君は)
 男らしいけど、かっこいいけど、ちょっといやかなりびっくりした。弁慶さんが、九郎の許嫁なんですって言い出して、それで望美ちゃんと二人であたふたする方がイメージだった。あたふたしてるの望美ちゃんだけだし。
「こいつは、照れているんです」
 とかって上手にフォローできるのがさらに意外だ(笑)。普段は照れ屋さんな九郎さんなのに、結構冷静なときは冷静だな。

「許嫁ってどういうことですか!!!」

 対照的に頭に血を上らせるのが譲でした。面白いなあもう。状況見れば芝居ってわかるだろうに、ここまでムキにならなくても(笑)。そんなんだから回りにバレバレなんだよ。望美ちゃんはやっぱり無反応だけれども。
 普段、「冷静に落ち着いて」とか自分に一生懸命言い聞かせて行動しているんでしょうが、すぐにねじが飛んじゃうねえ譲くんは。でもそんな青臭いところが好きだ。

 他のみんなも冷静で、九郎さんと息が合っているって、望美ちゃんがからかわれたりするんですが、それすら譲が可愛そうだとしか思えなかった私も面白いな。

<二章 京都デート>  

 嵐山にて、譲くんのおばあちゃんが星の一族だということがわかりました。
 おばあちゃんが将臣じゃなくて譲に宝玉を託したのは、譲のほうが力が強かったからなのか、将臣が敵方に行くことになるってことまで見えていたからなのか。

 イベントを終えて邸に戻ると、九郎さんが帰ってました。
 エプロンドレスでお出迎えされると、新婚さんかメイドさんのようですな。
 雨乞いの後かたづけの時、法皇さまに許嫁のことでからかわれたそうです。照れる九郎さんが本当にかわいい。お芝居の時はポーカーフェイスだったけど、ここでは真っ赤。可愛い可愛い。

 さて、実は先生を探さなくてはいけないということになっておりまして、ふらふらしてたらいけないんですけど、その前に譲くんの弓の練習を見に六条堀川へ行くイベント発生。

 譲イベントだーとうきうき出かけたんですけど、譲を見つけてみたら、一人で出歩くなんて危ないと、怒られました。

 ここでも望美ちゃんの心配を忘れないのが譲くん。来てくれたんですか、って素直に喜んでくれてもいいのにとも思わないこともないのですが、譲くんは苦労性で心配性ですからね。
「もしかして、心配した?」
 って可愛く出てみたら、譲くん照れてました。って押したらひくのかよ!

 この二人がなかなかロマンチックにならない原因を、望美ちゃんだけに押しつけるのは間違っていると思いました(笑)。譲くんも悪いよ。せっかくいい雰囲気なんだからここはどんどん押していこうぜ。押したら「すかっ」てなった経験は山ほど持っているだろうけれども、それでも押そうぜ。

 その後二人でデートしていたら、新婚さんかってからかわれました。このイベント譲に優しいのか優しくないのかわからないな。

「それを言うなら「彼」とかじゃないの?」
「な!!」
 って譲をどっきりさせたところで、
「こんな(若くて結婚の似合わない)年なんだから」
 で、突き落とす。
 やっぱり優しいイベントなのか、優しくないイベントなのかわからないな。
 ごめん。さっきは押せって言ったけど、取り消すよ譲。
 しょっちゅうこんな風に「すかっ」とか「がくっ」ってなる場面に出くわしていたら、そりゃあ臆病にもなるよね。
「……そう、ですね」とか、
「……この世界だと、若くに結婚する人も――」とか、
 ……に、譲が体勢を立て直そうとした跡が見られて面白いやら不憫やら。

 ともかく蜜月もちょっと満ちて、先生に会って、三章へ

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