プレイ記録 譲一周目 〜二章〜     目次に戻る遙か部屋に戻る

<一周目 二章 梶原邸>  

 京に入ってとりあえず朔ちゃんの家でお世話になることに。
 譲くんの部屋着のお披露目です。
 これは十六夜追加要素だそうですが、それだけでも十六夜ビバ!!
 部屋着の方が好きです。

 ところでこれもやけに派手な色合いですが、景時さんのお古とかなんでしょうか。
 家に着いたときに朔ちゃんが「兄のもので悪いんだけど……」とか言って持ってきてくれたんでしょうか。そして望美ちゃんと二人して、これがいいとか、あっちが似合いそうとか色々試したんでしょうか。
 着せ替え人形になっていた譲……。
 いいなあ、それも萌え萌えだなあ(ほんとどうしようもない頭)

 これからどうしようかと相談する中、元の世界に帰りたいかと訊かれたので、
 「将臣くんを見つけてから」
 望美ちゃんとしては当然これだろうと、気軽に選んだのですが、がっ!

 なんでそこで表情変えるか譲ー!!!  

 お前本気で兄貴がいなくなって良かったとか思ってるのか。
 ……まあそこまで薄情ではないでしょうが、望美ちゃんの口から兄の名が出るのが複雑なんでしょうね。
 なんつーか不憫な奴。
 それとあの兄さんならどこで何があっても大丈夫だという絶対の信頼あってこそなんでしょうけどもねえ。将臣くんを一番評価しているのは譲なんだろうしなあ。望美ちゃんよりもよっぽど兄さんのすごさを知ってるんでしょうねえ。
 それもまた不憫な奴。

 異世界に飛ばされたりしたのが白龍のせいだとわかっても、
 「もう、済んだことだから仕方ない」
 「もし、帰る方法を知っていたら教えてくれないか?」
 となんだか優しいのも、白龍が子供だからというのとは別に、この状況をどこかで悪くないと思ってるからなのかもしれないですね。
 異世界だとわかってすぐは動揺しまくりでしたが、この時はそれなりに落ち着いてますからね。大好きなんだけど、大好きであるがゆえに劣等感を刺激されまくる対象が常に側にいるってきついもん。いっそ嫌いならねえ、楽になれるんだけど。嫌いになれるほどの欠点があるってことだもんね。

 で、その元の世界に戻るには怨霊を封印しなければならないとのことですが
 「戦うのは怖い」を選択。
 戦闘中はりりしかった望美ちゃんですが、落ち着いて考えてみたらやっぱり怖いんじゃないかなと思いまして。
 「帰るためなら仕方ない」
 と迷ったんですが、やっぱり戦場で剣振り回すのをそう簡単には決断できないかなと。怨霊の見た目も相当怖いし。

 「わたしだって戦いに出るのはいやだと思っていたもの」
 「俺も、以前の龍神の神子について調べてみます」
 そんな意気地なしの神子なのに、朔ちゃん、譲、二人とも優しいね(ほろり)

 「そうしたら、みんなで一緒に帰りましょう、ね?」

 このセリフは声つきで聞きたかった……!(特に、ね?のとこ)

 戦とは無縁で過ごしたいと思っているというのに、やはりそうは問屋が卸さず、怨霊が町の中に出現し子供が襲われる緊急事態。
 おお! ありがち展開!(失礼な)

 ここで「だめだ、やっぱり怖い!」を選んだらバッドエンドなんだろうね。仕方ない、みんなを守らなきゃと戦いに挑む神子ちゃん。  
 怨霊撃破。

 それでも危ないと心配する譲くんに、怨霊を放っておくことなんてできないと言ってみたらば、「仕方ないですね」 と返ってきました。止めたって聞きやしないんだろ(セリフ違う)と、もはや悟りに近い譲くん。ただね、

 だからそこで目をふせるな譲ー!!!

<一周目 二章 法住寺から神泉苑> 

 戦うことを決めたので、九郎さんに軍同行の許可をいただくために法住寺へ。でも九郎さんはいい顔をしません。

 「何しに来たんだ。帰れ」
 「用があるから来たに決まってるでしょう」

 なんだこのケンカップル。神子ちゃんてば負けてませんよ。
 九郎さんもやっぱり萌えるなあ。

 そんな九郎さんを軽くいなす弁慶さんはよい補佐役ですね。仲いいんだろうな。二人の出会いって、弁慶さんルートを進めばわかるんでしょうか。どんな風に出会って、このくせ者の匂いがぷんぷんする弁慶さんが九郎につくことを決めたのか気になるな。五条の橋の上で負けたからじゃないんでしょ?

 九郎さんの機嫌が悪いのは、望美ちゃんが気に入らないからではないようで。女子供を戦場に出すわけにはいかないだなんて、君は優しい人ですね九郎さん。
 でもここで血が上ってる望美ちゃんにそんな気遣いが通るわけがないのですよ。

 「じゃあ、戦えるなら戦場に出てもいいんですよね」
 強気でいくさ!
 戦える証明として出された課題は難題花断ちでしたが
 「大変でもやるしかないよ」
 ここも強気さ
 
 おお、朔ちゃんが強気に反応してくれましたよ。頑張りやさんが好きなんだな朔ちゃんは。
 譲の方は、無理するのもよくないですよと、いつでも心配性ですね

 さてさて目の前の課題が決まったら早速神泉苑で練習練習。
 集中したいからと、一人にしてくれと望美ちゃん。
 「邪魔はしたくないから行きます。 でも、無茶はしないでくださいね」
 譲……。

 練習していたら、花の中にリズ先生登場。
 先生……言っていることがいちいち難しすぎて望美ちゃんにはわかりませんよ……。登場の仕方といい、その出で立ちといい、鬼とかそういうことの前に怪しさ大爆発ですよ。
 でも望美ちゃんですから。

 「この人を信じよう」
 
 おお、先生、笑うと可愛いな!
 先生がついたので、花断ちもなんとかなりそうです。

 「神子、神子。散歩終わったよ」

 白龍ちゃんものすごい可愛いな! 

<一周目 二章 夢の再会〜長岡天満宮> 

 その後一年以上ほったらかしました……。譲は好きなんだけど、貧しさに――じゃなくて忙しさに負けまして。それでもなんとか再開。もう何からすればいいのか忘れていましたけど、どうやら神泉苑で会った先生にもう一度会わなくちゃいけないらしくて、でもそのために結界を解かなければならないということなので、まずは陰陽師である景時さんを探さなくちゃいけないんだそうです。この辺りのプレイ記メモったと思うんだけどどっかいきました(どうしようもない)

 景時さんを探すのは明日からということなので、とりあえず望美ちゃんは屋敷でも練習練習。それを見ている九郎さんがなんか深刻な顔。花断ちなんて課題を出したものの、あきらめさせるための方便のつもりだった九郎さんは、頑張りすぎの望美ちゃんのことを心配してくれているみたいです。
 心配の末にもうやめろと言ってくれた九郎さん。
 気遣いはありがたいのですが、 答える選択肢はそれでも。

「絶対認めさせてみせる!」

 うちの望美ちゃんは強気ですから。
 ところが九郎さんが怒ったり反発したりしないので、望美ちゃんは拍子抜け。
「言ったからには認めさせてみせろ」
 というさわやか九郎さんに惚れ直しました。
 でも、最後に照れる九郎さんはやっぱりかわいかったです。

 その日の夜、夢で将臣くんに会えました。
 譲くんには当然話しますとも。

 うきうきして起きてきた望美ちゃんに、譲くんも微笑んで一言。
「どうしたんですか? 顔がほころんでますけど」
「将臣くんの夢を見たんだよ」

 な、なんて不憫なイベント!!!

 一緒に見ていた妹が叫びました。
 うん、不憫だよね。嬉しそうにしている望美ちゃんを見て、譲くんも嬉しかったに違いないのに、望美ちゃんがうきうきしている原因が将臣の夢だなんて。突き落とされているよね、谷底に。
 でもこれを見ないと譲くんは落とせないんだ。
 そう妹に言うと、さらに不憫がられました。でもその可愛そうっぷりが譲だから(断言)。

 しかもその後の会話で夢見が悪いという譲くんにかける選択肢を見て、さらに妹が一言。

 どれもフォローになってないし!

 だからその可愛そうっぷりが譲なんだよ。
 譲が何を辛く思っているか、望美ちゃんには全く通じないんだよ。譲も通じて欲しいとは思っていないんだ。でもわかってもらえないことも辛いんだよ。どこまでも可愛そうな子だよ。譲は。バカな子ともいうけれど。

 妹と相談の結果、
「どうしたらいいんだろう」
 このセリフがまだいいんじゃないかということで、それを選びました。これ以上将臣くんを話題にすることなんてできませんからね。
 譲の可愛そうっぷりを堪能(?)するイベントとりあえず終了ー。

 次の日は長岡天満宮に。
 見えない怨霊に襲われる望美ちゃんをかばう譲くん。
 でも怨霊を倒さないことにはどうしようもありませんので、せっかくかばってもらっているのになんですが、
「どいて!」
 と飛び出していきました。そして颯爽と怨霊を倒す望美ちゃん。
 戦う女の子はカッコイイね! ――でもごめんね、譲。
 でも譲くんは花断ちを極められたことを喜んでくれますね。かわいそうというかけなげというか。

 帰った京邸でようやく景時さんに会えたので、明日は再度先生に会いに行きますよ。
 ただ、その前にちょっとは戦闘した方がいいのかもと思うくらいには、長岡天満宮で苦戦しました。
 乙女ゲーなのに戦闘しないとクリアできないなんて。

<一周目 二章 蜂蜜プリン> 

 あまりに弱々なので多少の戦闘が必要なんですが、その前に譲の絆の関を開けないと、彼のハートが(笑)一杯になりそうだったので、まずは法住寺へ行くことに。

 法住寺じゃわからなくても三十三間堂といえばわかるでしょうと言われて弓道の大会を思い出した望美ちゃん。それにびっくりした譲くんが不憫でした。
 自分のことに多少なりとも興味を持ってくれていることを素直に喜べばいいのにね。かまってくれないと寂しがるくせに、かまってもらえるとは思っていない譲くん。まったく仕方のない人ですね。

 その上会いたい人の面影を宿した御仏がいるはずだから一緒に探そうとか言い出したりするので、譲は本当にバカな子だと思いました。兄貴のこと思い出して欲しくないくせに、そんなこと言って。
 望美ちゃんが、じゃあ将臣くんはどこだろう、なんて言い出したらお前顔ゆがめただろうに、バカな子。

 そんなふうに譲が色々ぐるぐるしているっていうのに、お腹が空いたと言い出す望美ちゃんもバカな子だと思いました(笑)。
 さすが乙女ゲーの主人公。戦場で刀を振り回そうともこれは乙女ゲーですからね。

 譲はそんな望美ちゃんにあきれたような態度をとりますけど、心の底からほっとしたに違いない。バカな子。でも、まったくわかってくれない望美ちゃんに、ちょっとがっかりもしたに違いない。もうどうしようもないあほの子。こんな可愛そうな子なんとかして幸せになるのを見届けてやらないとどうしようもないじゃないですか!

 さて、譲くんへのリクエストは「天ぷら」にしました。ちょうど私が食べたかったのです。うまい天ぷら食べたい。どこかにいい店はないものか。

「手間がかかりそうだけど大丈夫?」
 お姉さんぶって心配してみました。でも、あっさり手際はいいと言われてしまいました。時々料理していたというのは、どの程度の状況なんでしょうねえ。譲くんちのご両親って共働き?
 京邸に戻ると、朔ちゃんに対してまで、お世話になってばかりで申し訳ないとか気遣いの人譲くん。気遣いというより気に病みすぎというのかしらん。もうあの性格は色々病気だ(こら)。

 待っている間の朔ちゃんと会話。
「器用だよね」
 と譲くんを褒めてみたらば。
 手は器用だけど、不器用なところもあるなんて朔ちゃんに言われてしまいました。
 もうね、ちょっと行動を共にした人でもわかるくら露骨なのに、本命にはちらとも伝わらないのが不憫すぎるね。でも乙女ゲーだからしょうがないね。

 ごはん食べるシーンでは、ごま油で揚げたとか大根おろしと塩どちらで食べてもおいしいですよとか、時々しか料理していない人のセリフではないですね。
 そんななか、いきなり譲くんを巻き込んでしまったと謝る望美ちゃん。この子の思考には脈絡がないのか、ただただ、素直なのか。でもそんなことより

「どうして謝るんですか」
 というところの中原の演技に、演技に……!!! 

 本当に、譲くんは中原さんの声じゃなかったら、ただのうざい根暗な坊や(言い過ぎ)になってるよなあ。
  一緒に来られて「『むしろ』よかった」じゃないだろうに。むしろより適切な言葉があるでしょうに。
 そんなところは控えめなのに、「あの戦場に先輩が一人で来ていたらと思うと」とか、「励まそうと思っていたのに」とか、いろいろだだ漏れな譲くん。
 うかつと言うべきか青いと言うべきか。

 さすがにここまでくれば望美ちゃんにもわかるだろうと、
「元気づけようとしてくれたの?」
 を選択。「の?」って疑問形なあたり、ちょっと微妙ですが。そこはもう断定でいいと思うよ、望美ちゃん。譲だって、訊かれても困るってば。
 戦に出る望美ちゃんが心配で、剣の修行を毎日している望美ちゃんを見守ることしかできない自分がはがゆくて、とりあえず自分のできることをしてみたそうです、譲くんは。とりあえずできることが「料理」だっていうのが、普通の高校生男子じゃないと思うけども。
 でも、けなげだねえ。
 まあ何はともあれ絆の関開通。

 で、それはいいんですが、次の瞬間会話に朔ちゃんと白龍が加わったので笑ってしまいました。
 居て当然なんだけど、あの会話を黙って聞いていたのかと思うと笑える。白龍はともかく、朔ちゃんは居たたまれなかったんじゃないのだろうか(笑)。望美ちゃんが鈍すぎるのと、譲が奥ゆかしすぎるのとで、笑いをこらえるのに必死だったのではないかと推察されます。
 そりゃあ、不器用って言われるよね、譲くんも。

 でもそんな場面も白龍ちゃんが可愛いのでよし!
 料理を気に入った白龍に対し、弁当に詰めようとか、蜂蜜プリンも作ったから食べてみるか、とかお兄さんぶる譲との会話が萌え萌えでした! 白龍ちゃん、やっぱり可愛いなあ。

<一周目 二章 花断ち> 

 戦闘もしたので、先生を探して鞍馬へ来てみたけれど人の気配はない。先生はいないようです、さあどうしよう。
 ここでは景時さんと譲くんの掛け合いが面白かった。大声で呼んでみようかという景時さんにやってみようかと真面目に答える譲くん。天地の白虎はキャラの性格こそ随分変わったけれど、冗談係と真面目係の組み合わせは健在のようですね。

 その景時さんに、先生は人嫌いなのかもと言われたときは、あっさり「出かけているだけかも」という答えを選択。
 うちの望美ちゃんは前向きにのんきなんですもの。
 でも、譲が自分が待っているから先輩は帰ってもいいと言い出したのにはびっくらこいた。
 お前って子はどこまで……!
 演歌の似合う尽くしぶりに、ハンカチが濡れて重くなりそうですよ。

 それでも探そうという話の流れに持って行きました。
 どんな人なのかと心配する朔ちゃんと譲くんの不安にも反応せず、望美ちゃんは会いたいと言いきってみました。

「先輩はもう決めてしまったんですね」
「先輩もこうと決めたら変えない人ですから」

 とか、常に不憫オーラを発する譲くん。ここまでくると呆れる人も多いんでしょうが、私はますます愛しくなりました。
 そんなふうに言われて望美ちゃんが気に病むならともかく、全然通じないんだから言ってもいいんじゃないだろうか。

 ともあれ先生には無事会えました。またも難しい物言いをする先生ですが、望美ちゃんがすっかり慕っているのが可愛いですね。先生の出で立ちは怪しいけど、きっと頼ってもいいよオーラがすごい勢いで出てるんだろうな。
 みんなで先生と呼ぼうということになるくらいだしね。
 みんなして先生先生呼んでる光景が微笑ましい。可愛いのは望美ちゃんだけじゃないのですね。みんな可愛いよ……。

 花断ちを使えるようになったので、すぐに神泉苑へ。
 できるようになったのかと尋ねる九郎さんには、
「もちろん。見て驚きなさい」と、強気に受けて立ちました。
 この二人はケンカップルなのがいいよね。
 でも、ここでは九郎さんの答えが短くて寂しかったです。

 花断ちを見せつけたところ、よくここまで身につけたと認めてくれた上、口にしたことは守るとか、決めつけて悪かったとか、九郎さんはとってもさわやか。
 さすが源氏の若大将!

 だけどその後、章が変わっていきなりフリルびらびらを見せつけられたので、口が開いてしまいました。
 何度見ても慣れない。外着とボリュームが違いすぎるよー。

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