プレイ記録 ヒノエ 蜜月     目次に戻る遙か部屋に戻る

<まずは出会い>

 他の人のルートで譲がどんな反応を見せているのか確認するために、ひたすらプレイ。
 譲と比較するんなら、ひたすらカッコイイできる男、ヒノエくんがいいんじゃないかと思いましたので、まずはヒノエくんから。  

 というわけで二章、六波羅からなんですが、初っ端からガラの悪い男にからまれた望美ちゃんのピンチをすくうなんて、かっこいい出会いですねえ。さすが色男。セリフもいちいちきまってますしね。
 ただ、望美ちゃんの方はもう慣れているせいか、それほど初々しい反応はみせませんね〜。赤い糸って言われたところでちょっと動揺したくらい?

 動揺って言えば、譲の反応もひかえめで面白くない。
「ちょっと危なかったよ。知らない人に連れて行かれそうになっちゃって」
 いきなりはぐれたから心配していたのに、のんきな顔でそんなことをのたまう望美ちゃんに蒼白になったところで
「大丈夫大丈夫! ヒノエくんが助けてくれたんだ」
 なんて嬉しそうに言われた日にゃ!
 しかもそのヒノエがとんでもなく色男だった日にゃ!
 内心穏やかじゃないはずなんですが、
「君がいなければどうなっていたかしれない。礼を言わせてください」
 だなんて冷静じゃないかよ譲。
 もちろん、このセリフの裏には、「この後は自分がこの人を守りますから、とっとと行ってくれていいですよ。早よ去れ、しっしっ!(手を振りつつ)」という心情が隠れているには違いないんですがね。
 それに、冷静沈着を心がけている譲が、この程度のことでいちいち取り乱すはずはないんですが、でもふつーすぎておもろない。
 このツアーの目的は、「ふられ譲の面白言動を見る」なんですからね!

 さーてさくさく行きますか

<大原デート> 

 熊野で仲間になったときは、熊野で望美ちゃんの剣の腕前を披露するイベントがありますが、京でもちゃんとあるんですね。大原にて怨霊に遭遇。もっとも、ここは二人きりではなくみんなでの戦闘でしたが。
 でもイベントはしっかり二人きりの雰囲気で進むんですね。
 熊野では剣の腕に感心されて終わりでしたが、ここではどうして戦うのかという話題に。

「私には守りたい人がいるんだよ」

 を選択。だってそのために時空を越えて帰ってきたんだもんね、望美ちゃんは。
 私は譲のあらゆる姿を堪能するためですが。幸せなのはもう見たから、あとは泣くとこ見るぜ(鬼)。

「そんな強く思うヤツがいたなんて。ちょっと妬いていい?」

 口笛つきでこんなセリフがさらりと返ってきました。
 ヒノエくんが言うと、いやらしさがないねえ。すごいねえ。
 で、さらに、白龍の神子なんだから望美ちゃんのために喜んで戦うヤツはいくらでもいるんじゃないと尋ねられるわけなんですが、望美ちゃんが思い浮かべたのは

「私のために戦う人って…八葉のみんなのことだよね」

 九郎さんに同じようなこときかれたときは譲くんのこと思い出してませんでしたっけ!? あのときより、神子としての自覚が増してるってことなのかな……。
 っていうか、これは譲のためだけに存在するゲームじゃないんだから、そこでもここでも譲のことばかり出すわけにはいかないってのはわかってるんですが、それでも寂しいと思ってしまう辺り、神子の自覚はともかく私の病気は確実にその重篤度が増しているようです。

「守られるだけなんて嫌だよ。私もみんなを守りたい」

 みんなの部分は「譲」に脳内変換してこれを選択。

「そのために剣を覚えたんだと思う。――私が八葉を守るために」

 八葉の部分は、以下同文。

「こんな姫君は滅多に見られない」と、ヒノエくんには気に入ってもらえて絆の関は開きました。そりゃあ、平安の姫君が剣をふるうなんてありえないよねえ。

<天女とデート>

 それだけで終わらないのがヒノエなのかどうなのか。
 さらにはお花見デートに誘われました。

「薄紅色の花の波の中を行くお前は、ホントに雲間を飛ぶ天女に見えるよ」

 ヒノエくんの「お前」呼びって結構ドキっとしますね。

「光の当たり具合で花の色がいろいろ違って見えるね」

 って望美ちゃんはスルーなんかい! こんなロマンチックな雰囲気なのに、ほんまにおぼこい子じゃねえ。 (何語だ)

「同じ花が違った魅力を見せる。……まるでお前みたいだね。戦う神子のお前も、美しい姫君のお前もどっちも魅力的なように」

 さすが! さすがヒノエくん。スルーにも動じず畳みかけるこの手練れぶり。ここまでされたら流石の望美ちゃんも頬を赤らめ「まるで口説かれているみたい」だと。
 それに対して「だから口説いてるんだ」ってさらっと言えちゃうんだから、ほんとにスマートですねえ、ヒノエくんは。
 夜桜も見たいけれど、疲れてるだろうから今日は帰ろうと言ってくれる気遣いまでお見事。

 ネオロマンスって感じですねえ……(譲はなんだと)

<神意に基づいたデート> 

 剣の稽古をしていたら、ヒノエくんからお誘いが。剣の稽古をおろそかにするわけにもと迷う望美ちゃんに、ヒノエくんがもちかけてきたのはコイントスによる賭けで神意を占うというモノ。これって、熊野が源氏と平家のどっちにつくかを闘鶏で決めたっていう逸話に基づくイベントなんでしょうか。
 それはそれとして、ヒノエくんが負ける勝負を持ちかけるわけはないので、もちろん賭はヒノエくんの勝ちとなり、一日デートが決定。

……

 どこへ行っても、何を見ても、降り注ぐヒノエくんの賛辞にはときめけばいいのやら、あきれればいいのやら。でも、こんな人にあちこち連れて行ってもらったら、楽しいことは間違いないでしょうね。疲れてないかと気遣ってくれたときは、「楽しいから疲れないよ」を選択しておきました。もらってきてくれたお水も霊水だったとかで、なにからなにまでそつのない完璧な男。
 その気遣いにお礼をいいにいく望美ちゃん。

「すっごくおいしかったよ。ありがとう、ヒノエくん」
「…………大したことじゃないさ」

 あれ、ヒノエくんってば、ちょっと照れ気味?
 望美ちゃんの素直さとか、率直なとこなんかは、見ていて気持ちがいいでしょうからねえ。女の子に優しくするのは半分以上習性になってるようなヒノエくんでも、望美ちゃんの愛らしさにはさすがに負けちゃう瞬間があるみたいですね。
 譲なんかはその愛らしさに16年負けっ放しですからね。

 話題は今朝の賭のことに及び、使ったコインは両方裏だったという真相を知り、望美ちゃんからいい人じゃなくて悪い男だって言われたヒノエくんは、いいねと余裕の笑み。

「いい人と言われるより、悪い男と言われた方がずっといい」

 譲なんかは16年いい人だと言われっ放し……(もういい)

<その通り> 

 二章はもう何度もやってるから面白みがないと思っていたんですが、ヒノエくんがいるので、あちこち彼のセリフが加わって面白くなってますね。

 極めつけは星の一族のところへ行ったとき。
 譲のおばあさんが星の一族の姫だと判明し、一族の人から神子様をよろしくと頼まれ、「はい」とうなずいた譲へ、ヒノエくんが一言。

「譲に関しちゃ、わざわざ言わなくても大丈夫なんじゃない?」
「なんだよ」
「べっつに〜 空耳かい?」

 飲みかけの紅茶を吹き出しそうになりました。
 まだつきあいの浅いこの時期に、もうそんなこと言いあえる仲になってるのか〜。
 見抜かれてるのか〜ってのは別に不思議じゃない(笑)。ヒノエくんほどの眼力がなくても、譲の場合はバレバレだもんね。

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