10年のバレンタイン企画は、気障なセリフに小話をつけるというものでして、
これは「君でさえいてくれれば」につけるはずだった小話です。
元ネタは宝怩フ「太王四神記U」で、ヒロインが主役に言うセリフ。
「王子ではない僕でもかまわないか?(ついてきてくれるか?)」
「あなたでさえ、いらっしゃれば」
というやりとりが元となっております。ヒロインのセリフだったので女の子に言わせようとしたらこうなった……。
書き上げてみたらば、バレンタイン企画に間に合わなくて良かったのかもという仕上がりに。
二人とも短い間にいっぱい笑っていっぱい泣いただろうなと思います。
今回はその泣いた話。泣いたの片方だけだけど。
きっと、二人とも何度も絶望しかけてその度にお互いがお互いを支えたのだろうと思います。
10.05.31