23話にリクエスト下さった方、ありがとうございました。この話はあなたのおかげでできたものです。
できればカオルナとのご希望だったのでがんばってみましたが、いかがでしょうか。
キャラの性格や距離の取り方がアニメに近いと褒めていただいたので、この話もそうできているか……緊張します。

さて、この告白の場面では、まだカオルは救われてはいないと思います。
自分の罪を口に出さずにはいられないほど、いっぱいいっぱいになっていたので、
全部話しはしたけれど、話したからといってカオルが自分を許せるわけではないでしょうし。
やっぱり崖の上のシーンまで、救いというかカオルにとってのターニングポイントはお預けだと思うわけです。

でも一方でルナにとってのターニングポイントにはなるかなーと思いました。
この告白を聞いたことによって、カオルもまたルナにとって「守るべき対象」になっちゃったシーンではないかと。
もちろん、全く頼らなくなるわけじゃないですが、頼りきることはできなくなったんじゃないかなと。
この先最終回まで二人の関係があんな感じになったのは、そのせいではないかと分析しております。

例えば、32話で、宇宙船の操縦ができるのはカオルだけだと、ルナが発破かける場面があるわけですが、
そこのルナが「お母さんが見ててあげるから大丈夫よ!」って雰囲気に見えるのは私だけでしょうか。
ママだかおねえちゃんだか、もう少し良い表現をするなら聖母さま。
ルナがカオルに対してそんなポジションについてしまったのが、23話のこのシーンだと。

これはそういう話でもあります。

でも、ここで弱さを知られたことが、カオルにとって不利であるとは思いませんよ。

さてさて、そんな感じで最終回カウントダウン企画、第三日目でした。
よろしければ、感想などお寄せ下さい。

06.03.11

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これはサヴァイヴの地上波再放送の最終回前に、カウントダウンと題して毎日更新をしたときのものです。
最終回までに思い出に浸ろうと、どの辺りの思い出がいいか、リクエストを募り、いただいたリクエストを元に書きました。