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「カオル視点でルナや皆に対しての思い」とリクエストくださった冴島螢様、ありがとうございました。
カオル視点で、カオルのターニングポイントになるところ、ということで第三話で書いてみました。いかがでしょうか。
あの頃のカオルを一言でいうなら「無気力」かな、と思っています。
それまで一心に打ち込んできたものを最悪の形でなくしたわけですから。
もともと真面目でがんばりやさんで、しかも高い能力を持っているカオルなのに、
それを向けるものが 何もないというのは辛い状況だなと思うわけです。
良い方向にも悪い方向にも、感情と行動が大きくは動かなくなっていたんじゃないでしょうか。
だからサヴァイヴで、とにかく生きるだけのためにやることがいっぱいあるという状況に置かれたことは
カオルの心のリハビリにとっても良かったんだろうと思いますね。
あれこれ考える前にとにかく動かないといけないというのが、
とにかく全力で動けるものがあるというのが、何もする気の起きなかったカオルにはよかったのだと思います。
行動派ですもんねえ、彼。やっぱり動いてなんぼでしょう。
でもその前に、カオルの心を揺らしたのはやっぱりルナなんだろうなというのがこの話です。
全く動く気の無いカオルの前で、ばりばり動いてくれたルナの姿が、
サヴァイヴの環境より先にカオルの心に影響を与えてくれたからこそ、サヴァイヴでカオルも動けたんだろうなと。
この小話を読んだだけで、そこまで読み取れる人は神だと思いますけどね……。
後書きじゃなくて本編で全て語れるようになるまでには、まだまだ修行が必要です。
冴島様、発展途上な小話ですが、これはあなたのおかげでできたものです。
リクエスト本当にありがとうございました。
06.04.24