この回はハワシャ以外書くこと無いだろう
と妹に言われたのですが、ハワシャになったかどうかは、かなり自信がないのです。
ハワシャというか、私の言いたいことを少しだけシャアラに言ってもらったというか。
サヴァイヴで好きな回をあげろと言われると難しいのですが、好きじゃない回と言われると、
実はこの回が筆頭にあがってきたりします。
嫌いというより納得がいかなかった。見ているときの感情の処理が難しかったのです。
↓以下、愚痴にも近いので、この回が好きな方は読まない方がいいです。
ハワードの心変わりまでの流れは、ある意味納得できるのです。ハワードは良くも悪くも単純な子ですから。
帰りたいから帰りたいと言い、パグゥに助けられれば感激してこの星のためにがんばろうと思う。
ありがちすぎるとか、いくらなんでも単純すぎるとかはありますが、これはこれでハワードらしい姿かなと。
問題はルナですね。
あきらめるしかなさそうねって言う前に、みんなの意見はきかないのですか?
嫌だというハワードとそれに賛成だというメノリの説得もしないのですか?
これが正しい道だと思って判断したのはいい。けれど、それを一人で決めて周りの人はついてくると決めつけるって、
それは初期のリーダーメノリが抱えていた欠点ではなかったですか。
ルナがリーダーに選ばれた理由は、何より思いやりだったはずなのに……。
いや、確かにアダムと、コンピュータサヴァイヴと、惑星の行く末については充分すぎるほど思いやってますけど。
しかもみんなこの星が好きだからわかってくれるって。
問題はそこじゃないだろう。
バラバラだったみんなが仲間としてまとまってがんばっていくっていう、それがこのアニメの好きなところだったのに、
ルナが仲間と乖離して見えてしまうところが、本当に残念だったのです。
結局、ハワードとメノリの気持ちが変わるのに、ルナはまったく関与していませんしね。
ただそれは、コロニーの重さが、ルナとハワードでは全く違うということを、浮き彫りにしているとも言えるのかもしれません。
大好きなパパとママがいて、なんでも好きなものが手に入る世界というのが、ハワードにとってのコロニー。
ルナにとってのコロニーは、何もないところです。
家族はこの惑星に残った方が手に入る。アダムと、みんなと、この惑星の生き物たち。
うがった言い方をすれば、ルナの抱える孤独が見える回という言い方もできるのかもしれません。
どちらにしろ、見るのが辛い回ではあります。
06.01.04