ハワードがアダムにずいぶんひどいことを言う回。
この前の数話で成長の兆しを見せていたハワードですが、まだまだ自分の感情と欲求優先なところは直ってません。
が、ハワードが誰よりも先に文句を盛大に言ってくれるので、他の子は言わなくて済んでいるということもありますよね。
みんながみんな文句を言わずにためちゃうと、どっかで爆発するものですが、
ハワードが全部言ってくれるので、他の子はハワードをいさめるか、なだめるか、あるいはあきれるかすることで、自分の不満をためずに済むと。
困ったちゃんなハワードが排斥されずに済んでいるのは、他のみんながとてもいい子だっていうのとは別に
そういう面で役に立っているからかもしれません。(NHK教育だからとかは言いっこなしで)
今回ハワードがアダムを責めたとき、ルナ以外だれもフォローしなかったのは、
みんなどこかにハワードと同じ気分があったからでしょうね。アダムのせいでこんなことになったって。
あの状況下ではそう思うのはむしろ当然でしょう。
先は見えず、刻一刻と命の危機が迫っている。不安で一杯ですから、アダムさえいなければって考えはどうしても浮かんでしまうと思います。
さらに言えば、ルナのせいってことになりますが。
アダムを見つけたのはルナが東の森に行くって言い出したからですし。
でもそんなことを言い出したらきりがないし、言ったところで今更どうしようもないし。
それでも八つ当たりしたくなる状況ですよね、これは。
それなのに、それをアダムやルナにぶつけないだけの理性と分別がまだ残っているのが偉いなーと。
まあ、ハワードが全部言ってくれたから、他の子は言わずに済んでいるというのもあるというのは先述の通りですが。
そんなわけでみんな同じことをちょっとは思っているという話。
メノリだけじゃなくて全員分書こうかとは思ったのですが、結局同じようなことを繰り返し書くことになるので、代表でメノリです。
05.06.12