今度は求められているとこを書けたかしらのシャアラ話。
アダム初登場の回ですが、ここのポイントはカオルの「オレが殺したんだ」発言ですよね!
しかし、これが19話で、結局この謎が分かるのは23話ですから、長くひっぱりましたね。
DVDで見てればたかが4話ですが、本放送のときは一月分ですもの。
サヴァイヴはどの伏線も結構後々までひっぱっていたような気がします。
さて、この回では未知の機械をいじりたおすみんなに笑った回でした。
「調べてみよう」って、そんなどこがスイッチかわからない機械を触っていいのかって思ってました。
自爆装置とかあったらどうすんの。
それと、作画が悲しい回でもありましたね。
作画が悪いと一番被害が大きいのはベルでしょう。はにわか顔文字みたいになっちゃって痛々しい。
真面目な感想も述べると、シャアラですが、話にも書いたようにシャアラは別にカオルを怖がってはいなかったと思います。最初から。
七話の時点でも、「みんなで協力してやりましょう」ってカオルに話しかけるとき、特に変な様子はなかったし。
学園でもカオルはいつも一人でいるだけで、別に不良少年ってわけではなかったでしょうし、
回りから怖がられているというよりは、変な奴って思われていたんじゃないんでしょうか。
このときも、「殺した」って言われればそりゃあびっくりはするでしょうが、それで怖くなったってことはないでしょう。
この次の20話でもメノリに褒められたアダムに、「あとはカオルね」って普通に言ってたし。
(そのあとメノリの「私より手強いかもな」発言がある)
あんなことを言われた後でどうやって接したらいいのか、困っていただけだと思います。
カオルの方も、別に腹が立って、シャアラをいじめようとか、困らせようとかしたわけじゃないでしょう。
ただ、内に全部抱えておけないくらい、いっぱいいっぱいだったんじゃないかと。
改めてDVDを見ると、カオルが結構楽しそうにしてる様子が見えるんですよね。
みんなと協力して作業もするし、会話もそれなりにあるし、十一話だったか、毛針作りをみんなに教えるなんて場面もある。
だけど、自分が楽しんでいると気づくたびに罪悪感がわきあがったりもしてたんじゃないかと。
あいつを殺した自分が楽しいなんて思ったりしてはいけないって。
楽しい気持ちと辛い気持ちを何度も行ったり来たりしていていたんじゃないかと。
それで、シャアラに「友達がいた」なんて言われて、思わずこぼれた言葉なんじゃないかと。
言った後で、カオルもしまったって思ったんじゃないかな。
本当は何も言わずに無視して、それで通しておけばよかったのに。
その後シャアラがどうしたらいいのか困ったように、カオルも困ってたんだと思います。
ただですね、この話ですが、シャアラがシャアラらしくないかもとも思います。
シャアラって、人の感情と雰囲気に敏感で気をつかっているようで、ものすごく鈍感なところがあるので(笑)
おいおい今ここで、それを言っちゃ駄目だろっていう発言、多くありませんか?
「やっぱりルナがリーダーで正解だったね」ってメノリのそばでいうとことか。
なので、カオルの心情をここまで思いやれるかどうかはちょっと微妙かも、とも思ってますが、
まあ、いいか。
05.05.22