そういうわけで、ラストシーンにカオルがいなかったのですよ!
みんなで朝日を眺めるいいシーンなのに、なんで仲間はずれなんだろうとかわいそうに思ったのですが、
考えてみれば彼は朝日の前に起きてくる人でした (夕日の前には寝ないけど?)
だから、きっと何かしらもう働いているのだろうと思い、食料を採りに行っていたのだということにしました。
決してベストをはおっただけの裸同然の格好で明るいところに出て行くのが恥ずかしかったわけではなく (笑)
だけどこの話、一番最初に思いついたのは「ハワードって子供だよね」ってセリフ。
ついでよもぎが傷の手当てに使えるなら、きっとシャアラの手当にも使ったんだろうなということ。
そこまで書いて、「しまった! カオルがいない」と、あわててラストに登場させた次第。
なので、最後のところだけちょっと雰囲気が浮いているのです(懺悔)
あやうく五人と一匹の話になるところでした。
この17話はこれまでにも少しずつ見えていたシャアラの成長ぶりがより強くわかる話でした。
セリフは「ガラスのくつ」だの「現実を受け入れる」だの、NHKだからというわけでもないのでしょうが、
なんともくさい調子が続いて、正直鼻につくような感じも受けました。
でも、シャアラがいい子なので全て許せます。
ここでシャアラは「現実から逃げてきたけれど、受け入れていく」と決意表明をして、
その決意以上にこの後も成長をつづけてしなやかに強くなっていくので、もう大好きなのです。
自分の欠点がわかるところまでは誰でもできるのですが、わかった欠点を直せるところまではなかなかいけないものですよね。
私も「自分はこういう人だから」と開き直ってしまう方で、ちっとも欠点がなくせないでいるので、
いいところはそのままに強くなっていったシャアラを見習いたいなあと。
(そう思うところまでは、できるんですけどねえ)
05.03.04