プレイ記録 譲 通常ルート 〜終章〜     目次に戻る遙か部屋に戻る

<終章 ――じゃないと譲じゃないよ?>  

 譲くんってかっこよかったんですね。
 とかって今さら気づいてみたそんな屋島決戦。

 屋島での最終決戦。
 道筋は変わっても、たどり着く先は一緒かもしれないと怯える望美ちゃんに、大丈夫だと言い切る譲くんが非常に頼もしい。

「絶対に負けません」
「あなたを苦しめるものから…悲しませるものから守ってみせます」
「俺のことを信じて下さい」

 うわーい。譲くんのセリフとは思えないよ!(失礼な)
 先輩は俺が守りますって、譲くんは最初からずーっと言い続けてきましたけどね。
 先輩を守るべき男は他にいるのかもしれない、という不安も常に抱いていたんですよね。
 だから少しでも自分を磨こうと那須与一について弓の実力を磨いたり、料理を作ったり庭の手入れをしたりしてまめに世話を焼いたりしていたんですよね。少しでも何かしないではいられなかったんだろうね。
 でも今は、譲くんが先輩を守ってもいいんだというお墨付きが(笑)出ているので、すっかり強くなってしまいましたねえ。

 ちっ。不幸じゃなきゃ譲じゃないよ。

 とか思ってませんよ! 思ってませんってば。
 譲くんの愛の深さに感動してるんですよ。
 望美ちゃんのためならいくらでも強くなれるんだなあって。
 自分が死んだら望美ちゃんが悲しむってはっきりわかったら、運命に逆らってでも生き延びてやるって勇気から絶対やりとげられるって自信までいくらでも湧いてくる譲くんに。ええ、心から。

「あなたがそうやって笑ってくれるから、俺は…」

 ってほら、譲くん自分で言ってるし。望美ちゃんがついていてくれたら無敵だね。
 でも、最後まで言いきることはまだできないんだね。
「その…何でもないんです」
 顔をあからめてごまかしてしまいました。

 それでこそ譲くんだよ。へたれ万歳。

 ……いやその、これも愛ですって愛。

<終章 アニメも再び>  

 ちょびっとだけアニメ変わってた!
 でもクオリティは同じだった!

 そんな感想は余計ですね。

 扇の的あてに再び挑む譲くん。
 譲くんが名乗り出たときに、「やってくれるか」って嬉しそうにする九郎さんは一周目ではありませんでしたよね。九郎さんの笑顔にもいちいちときめいてしまいます。九郎さん可愛いなあ……。
 平家方では清盛が黒龍の逆鱗を持ち出すんですが、朔ちゃんルートをやれば清盛と黒龍のつながりがわかるんでしょうか。
 うーん。これが終わったら譲の十六夜やろうかと思っていたんですが、朔ちゃんの方が先かしらん。

 攻撃は最大の防御という将臣くんのアドバイスに基づいてがんばる譲くん。
 平家物語の一節をここで持ち出す譲くんはなんだか余裕だなー(笑)。
 中学の時平家物語を習ったのですが、そういえば那須与一が弓を射る前に神様に祈っていたなあってことは覚えています。いくつかまだ暗唱できる文章もあります。
 が、さすがに神様の名前なんて全部言えない。譲に負けた……!(何を張り合っているのか)

 アニメ始まったー。
 いや清盛の手の位置おかしいだろ。
 アニメ終わったー。

 平家方の船に将臣くんがいるのを見つけた望美ちゃん。譲くんに行こうと声をかけます。
「このままじゃ将臣くんが危ない!」
「ええ、行きましょう」
 ……えー譲は少しくらい動揺してくれないとつまんない……。
 いやいやいや。そんな状況じゃないしね。それに望美ちゃんにも他意はないしね。将臣くんを清盛の側でみつければそりゃあ心配するよね。譲くんにもそれがわかっているから動揺なんてしないよね。うん。でもつまんない。

 平家方では清盛さんがご立腹。裏切るのか!と責められる将臣くんですが、
「俺はあなたを裏切る」ときっぱり。
 かっこいいー。もう文句なしにかっこいい!
「大事なもののうち三つを守るために」というセリフの三つとは、望美ちゃんと譲くんと平家、ですね。
 大事なものを全部守ろうとして全部ちゃんと守ってしまえる将臣くんはすごいなあ。しかも大切なものの中に清盛も入っているはずなんですが、他のものを守るために切り捨てる決断ができてしまうのもすごい。
 正確には切り捨てていないけれど。本当の清盛が大事にしていた平家を守りきることは、清盛を守ることにつながるんですものね。清盛を守るために、怨霊の清盛を倒す。
「あなたを倒してでも、あなたを止める」
 八葉の中で一番の男前は誰かと聞かれれば、文句なしに将臣くんを推します。
「悪いな 俺はもう決めた」
 決断をしたらもう迷わない。その姿にしびれます。
 兄さんにはかなわないな。

「俺が必ずあなたを守ります!」
 襲ってきた清盛を前にして譲くんの言葉がこれ。
 うん、譲くんも男前だよ!
 今までと同じ言葉だけど、重みが違うよ。譲くん、強くなったね(ほろり)。

<終章 俺は生きてる>  

 なんで譲くんは金属性なんですか。
 いや、なんでラスボスが金属性なんですか。

 同属性の敵って、相克の相手より戦いづらいですよね。
 譲ルートなのに、なんでラスボスが金属性なんですか。
 せっかく未来のために戦うって譲くんが大見得きってくれたのに、譲が活躍できないじゃないですか! まだ二周目だから鍛え方が足りなくてみんな弱いんだって。同属性相手に戦えるわけないって。一番鍛えたのが譲くんだってのに、何の役にも立ちやしねえ。
 しょうがないのでヒノエくんと白龍に頑張ってもらって清盛を撃破しました。

「これで戦いは終わる。――俺は、生きてる」

 よかったね。ずっと後ろで見ていただけだけどね。
 俺が先輩を守りますって言ってたけど、君は何もしなかったけどね。
 つーか活躍させてやれよー! なんなんだこの展開。自分のルートでくらい活躍させてやれよー。 んなとこまで不幸属性全開にしなくてもいいだろうに。

 色々と悶々とする清盛戦でしたが、清盛と将臣くんのお別れのシーンはほろりときました。
 父上、将臣と呼び合うところとか。
 清盛はきっと、とっても素敵なおじさまだったんでしょうね。ああ、その時の清盛が見られたら、私はきっと清盛ラブだったに違いない。
 タッキーが主役をやった大河ドラマ義経で、渡哲也が演じた清盛みたいな感じだったのかしら(またそんな一部にしか通じない例えを)
 ここに残るという将臣くんに、「どうして?」と尋ねたら、
「俺を息子と呼んでくれた人がいた。道は違えても、願いは変わらねぇから」
 という答えが返ってきました。
 将臣くんが一人で京で過ごした時間の重さが伝わる言葉ですね。
 ああもうほんと将臣くんってかっこいいなあ。

 この後の譲と将臣二人の会話もしみじみしました。なんだかんだで仲良し兄弟ですよね。 似ていないようで 似ているところもあるし。
 お父さんとお母さんのこと、そして望美ちゃんのことも将臣くんから頼まれた譲くん。お兄ちゃんは、弟の成長ぶりを目の当たりにして心から嬉しいのでしょう。
 でも、望美ちゃんを託すときのセリフ。
「こいつのことも――、なんて、俺のいうことじゃないか」
 には少々複雑な感情がこめられているのでしょうね。将臣くんにとっても望美ちゃんは大事な人なんですから。望美ちゃんと別れるのは辛いはず。それでも、今の譲くんになら望美ちゃんを安心して託せることが、譲くんがそれだけしっかりした男になったことは、やっぱり嬉しいんでしょうね。
 お兄さんだなあ。

 で、いよいよ元の世界に戻るんですが、場面転換して景時邸になったのにはちょっとびっくりした。
「今なら帰してあげられる」とかって白龍が言うから、あの場ですぐ帰らなくちゃいけないのかと思ったのに、お別れを言うための猶予期間がもらえたんだね。
 さすが白龍。望美ちゃんの望む通りにしてくれるんだ。
 壊れた逆鱗すら直してくれるくらいだし(笑)、それくらい朝飯前なのかな。
 さーて後はエピローグですよ。

 ――EDの歌があるっていうことにもびっくりしたなあ。

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